<2019年6月Vol.8号>
レッドスターコンサルティング株式会社 代表の大野です。
今回のテーマは
税理士事務所のスタッフがコ経営コンサルタントになってコンサル契約はとれるのか?
結論から言うと、コンサル契約は非常に取りづらいと思います。
皆様が社長の立場になってみてください。
経営経験がない税理士会計事務所のスタッフに、1時間5万円も払って経営相談をしようと思いますか?
おそらく世の中のほとんどの経営者は、そんなコンサルタントにお金を支払ってまでコン契約をしたいと思わないでしょう。
またもし、コンサル契約を取れるスタッフがいたとしても、それは危険だなと思っています。
スタッフが税務以外で売上をあげてくれるのは素晴らしいこと、と思うかもしれませんが、そのスタッフは非常に優秀なので、このままの組織でずっとお勤めしてくれるかは微妙です。
あなたがコンサル契約できる優秀なスタッフの立場なら、そのままずっとその組織で一生勤めようと思いますか?
コンサルフィーをわざわざ組織に落とさないで、自分でコンサル事業を起業してコンサルフィー全額を自分の売上にしていこうと考えますよね?
仮に独立しなかったとしても、その優秀なスタッフが大きな病気や怪我などで長期休暇を取らざるをえなくなってしまった場合に、代替えのスタッフを充てて、果たしてクライアントの社長は納得するでしょうか?
中小企業系の経営コンサルは属人化しやすく、『誰』がコンサルをしてくれるかが重要になります。
なので、その優秀なスタッフと同じようなレベルのスタッフを代替ええ出来なければ、コンサル契約はを継続できないかもしれません。
コンサル契約は『誰が』コンサルをするかが、凄く重要なサービスです。
税理士業務は『誰が』ではなく『税理士バッチ』があることで依頼されるので、スタッフの代替えができます。
そういう理由により、税理士事務所でスタッフが経営コンサルをしていくのは難しいのではないかのかなと私は思っています。
以上、今日も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。