<2019年6月Vol.5号>
こんにちは、レッドスターコンサルティングの代表の大野晃です。
今回は
人工知能時代にコミュニケーション能力が必要と言うのは本当なのか?
結論から言うと、コミュニケーション能力の中の「非言語コミュニケーション能力」が、特に必要な能力となります。
なぜなら、コミュニケーション能力の8割は「非言語コミュニケーション能力」(リズム、間、姿勢、目力、勘肝等)が占めている、と田坂塾で有名な多摩大学大学院教授、田坂広志教授がおっしゃっていました。
目は口ほどにものを言うといいますが、熱意のこもったプレゼンはその場にいる人を共感に導き、そして行動すらおこさせます!
逆に同じ内容でプレゼンをしていても、ボソボソっと熱意のないプレゼンをしていると、聞く人を眠くさせてしまったり、セミナーを聞きにきた時間を返せという怒りの感情すら湧き上がらせます。
言葉のコミュニケーションは人工知能でも、感情の「こもった風」まで可能になると思いますが、
非言語コミュニケーションは人工知能には感情がそもそもないので、非言語コミュニケーションである
リズム、間、目や口の動きから感情を推測しても無意味ですよね。
ということは・・・そう、これからは「非言語コミュニケーションの推測能力」
つまり、本当の人の裏の気持ちを読める人が、更に活躍できる時代になってくると思います。
非言語コミュニケーション推測能力とは、
例えば会議をしていて、意思決定の場面でAさんが賛成側に手をあげていました。
「Aさんも賛成か。あーよかった!」と表面だけ見て安心するのは凡人です!
非言語コミュニケーション推測能力に長けている人は、
Aさんはあの場面では賛成に手をあげていたけど、周りを見て同調圧力に屈して仕方なく手をあげていたと気づき、あとでAさんと個別の面談で本当の気持ちを探ろうと考えます。
このように推測できる方は今後、人工知能にコミュニケーション力で負けることはないでしょう!
新生児は会話ができませんよね?
まさに非言語コミュニケーションで我々に何かを訴えようとします。
こちらは、
今、ミルクを飲みたいのかな?
おむつ交換かな?
抱っこしてかまってほしいのかな?
など推測しながらアクションをおこしますよね?
これと同じことをビジネス場面でのコミュニケーションでも、相手が本当は何を思っているか?を推測する癖を常に考えて鍛えていくことが大事かなと感じます。
本日も最後までみていただきまして、誠にありがとうございます!